ピースクラフツSAGA 佐賀の伝統工芸を支援するプロジェクト
つくり手

諸富家具株式会社飛鳥工房

引手の技を活かした「飛鳥工房」の木のおもちゃ

商売のきっかけは愛娘に作った木馬から

以前は家具の引手を制作する木工所だったという飛鳥工房。木のおもちゃを作るようになったきっかけは廣松さんご家族に愛娘「飛鳥さん」が生まれたことがきっかけでした。 現在店舗での販売を担当する廣松さんは創業時をこう語ります。
飛鳥工房 DSC09374A 「子どもができたら木馬に乗せてやりたいな、と思っていたのですが、探してみると意外に気に入るものがなかったんです。そこで娘のために木馬を作ったのが、おもちゃを作るきっかけでした。製作した第一号(試作品)の木馬を、娘がすごく喜んでくれて。次は何を作って喜ばせようかな、と積み木のおもちゃを作ったり、次から次にアイデアも湧いて。最初は商売で考えていた訳ではなかったんですが、おもちゃをプレゼントした友人の反応を見ているうちに<商売になるんじゃないか>と考えました」。
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使い手も作り手も「誰もがよろこぶ」ものづくり

工房の2階から始まった飛鳥工房のおもちゃ販売は、チャレンジショップを経て店舗へと拡大。ギフトとしての需要も多く、名入れのサービスも人気だとか。「赤ちゃんの皮膚はすごく薄いのでケガをしないように、と引手にはない磨きをかけていくんですね。手触りも優しいですし、木のおもちゃが嫌いという方はあまりいないんじゃないのかな。同じおもちゃでもお子さんによって遊び方もさまざまで、作り手のアイデア、工夫を欠くということがないんです。大人になっても子どもの頃に感じた木の香りだったり記憶は忘れないもの。お店で子供たちと遊びながら商品づくりを行っています」。
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木とおもちゃへの「こだわり」も、いつかは伝統に

飛鳥工房のおもちゃの特長は丸いフォルムと木目を活かしたぬくもりです。「木のおもちゃというと外国製をイメージしがちですが、とくに影響を受けたというよりも、赤ちゃんが使うという配慮から。商品に色を塗っていないのは塗装が専門ではないということもありますが、木の色・木目が美しいな、という思いもあるんです。木質のそのものの肌合い・色の組み合わせで表現ですね。木のぬくもりを日常に、生活のシーンに取り入れてほしい。私たちの会社はスタッフが女性ばかりなのですが、木が持つ<母性本能>も商品づくりに活きていると思います。とりあえず生活するためのモノに囲まれるか、自分のこだわりを大切にするか。おもちゃは一生使うものではないのですがそのこだわりが、一生を支えてくれるものになる、ということがあると思うんです。母の使った丁寧に作られたおもちゃが子に引き継がれる、というのも伝統だと思います」。

株式会社飛鳥工房
諸富家具
住所:佐賀市諸富町徳富112-4
TEL:0952-47-5697
営業時間:10:00~18:00

県内の伝統工芸制作者の課題や方向性は同じではありません。しかし、ひとつひとつ手作りで作られる工芸品を「より多くの人に知ってもらいたい、長く使ってもらいたい」という想いは一緒です。その想いをカタチとして届けるため、PWJは今後、さまざまな活動に着手します。佐賀の伝統工芸をまだ知らない人々へ向けての情報発信、チャネル開発、生活様式や生活者の意識の変化に対応した商品づくり。海外市場を見据えた商品開発や展示会の開催も計画中です。
次のステージを目指す伝統工芸のつくり手を支援することにより、PWJは佐賀県の地域振興に貢献したいと考えています。

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