ピースクラフツSAGA 佐賀の伝統工芸を支援するプロジェクト
活動レポート
2017年5月16日

速報! ピースクラフツSAGA、仏レベラションに出展 佐賀のファインクラフトに注目集まる

心を奪われる来場者

佐賀錦振興協議会と飛鳥工房が共同製作したトレイ(一部、ホリイが素材提供)に心を奪われる来場者

 

 

 佐賀県下の工芸事業者と作家7組が、5月4日から8日まで仏パリで開催された国際工芸フェア「レベラション(REVELATIONS)」に出展しました。この試みは、ピースクラフツSAGAが推進する海外市場開拓事業の一環です。事業者や作家が仏人コーディネーターやデザイナーからデザインやアドバイスを受け、自身の伝統的な技法や表現力を進化させて斬新に仕上げた作品を出品。ピースクラフツSAGAの展示ブースには、多くのバイヤーや収集家が連日訪れ、商談を繰り返したほか、会場を訪れたデザイナーや建築家、アーティストも作品に関心を寄せ、事業者や作家と交流を深めました。

 レベラションが目指すこれからの工芸のあり方は、「ファインクラフト」です。これは、伝統的な素材や技法を守るだけでなく、新たな表現や思考を取り入れることによって工芸を進化させる考えで、工芸の未来を開く新潮流として世界中で注目されています。ピースクラフツSAGAが目指す「工芸最先端宣言!」に賛同し、本事業に参加した事業者と作家が新たに創作した作品も、ファインクラフトとしてレベラション会場で高く評価されました。事業者や作家がこれまでに培ってきた実力が認められただけでなく、未来への可能性が開かれたと言えます。

 今回のレベラションへの出展に参加したのは、肥前びーどろの副島硝子工業、名尾手漉和紙の肥前名尾和紙、佐賀錦の佐賀錦振興協議会、諸富家具の飛鳥工房とレグナテック、弓野人形の江口人形店、金工の花鏨。会場演出や作品の共同製作に、東京の皮革加工メーカーのホリイ、京都の藍染事業者の浅井ローケツが協力しました。

(下川一哉/デザインプロデューサー、エディター、意と匠研究所代表)

 

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副島硝子工業が出品した玉手箱シリーズは、多く商談の対象となった

 

注:ピースクラフツSAGAは、これまでフランスのパリで2年に1回開催される国際工芸フェア「REVELATIONS」を「レベレーション」と呼称してきましたが、2017年5月16日より「レベラション」に改めました。本サイト上に掲載する過去の情報内の呼称もレベラションに順次修正します。

県内の伝統工芸制作者の課題や方向性は同じではありません。しかし、ひとつひとつ手作りで作られる工芸品を「より多くの人に知ってもらいたい、長く使ってもらいたい」という想いは一緒です。その想いをカタチとして届けるため、PWJは今後、さまざまな活動に着手します。佐賀の伝統工芸をまだ知らない人々へ向けての情報発信、チャネル開発、生活様式や生活者の意識の変化に対応した商品づくり。海外市場を見据えた商品開発や展示会の開催も計画中です。
次のステージを目指す伝統工芸のつくり手を支援することにより、PWJは佐賀県の地域振興に貢献したいと考えています。

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