「ピースクラフツSAGA」は認定NPOピースウィンズ・ジャパンが実施する佐賀の伝統工芸を支援するプロジェクトです。

伝統工芸品と私

やま平窯の山本博文さんの晩酌はいつも有田焼のロックグラスで

やま平窯の有田焼「エッグシェル」シリーズは、ピースウィンズ・ジャパンへのふるさと納税の返礼品の中でも人気商品の1つ。代表取締役の山本博文さん自身もお気に入りという同シリーズのロックグラスの魅力を伺いました。

ふるさと納税の返礼品でもあるロックグラス

やま平窯の定番商品で、ふるさと納税の返礼品にも選ばれている「エッグシェルMONYOU魚子(ななこ)」は、私が好きなグラスのうちの1つです。有田焼の表面に魚のうろこ文様を凹凸にして入れているので、持った時の手触りが心地良く、また飲み物を注いだ時の陰影がきれいに映るんです。私は普段からお酒をよく飲み、ウィスキー、焼酎、日本酒、ビールと何でもいける口なのですが、ほとんどのお酒を「エッグシェルMONYOU魚子」で飲んでいます。元々、ウィスキーのロックグラスとして開発したものですが、結局、自分ではいろいろなお酒に使い回しています。プレーンなグラスも好きですが、凹凸文様が入っている方が少しリッチな感じがするんですね。

山本博文さんが使う日常食器はやま平窯の定番商品

「エッグシェル」シリーズをはじめ、自社開発した商品は基本的にすべて自分の家で試して、使い心地のテストをし、納得したものだけを商品化します。食器棚の手前に並ぶ器が、だいたいよく使われている器ですね。よく使われるのには何かしらの理由があるはずなので、商品開発の参考にします。以前は有田焼には珍しいスタイルの「オランダ」シリーズや「イタリア」シリーズを自分の家で頻繁に使っていましたが、最近は「エッグシェル菊割」を頻繁に使っています。薄くて軽く、マットな質感なので、和食でも洋食でも料理が映えて使いやすいんですよ。結局、自分自身はいろいろな用途に使える器をよく使うという傾向があるようです(談)。

(文:杉江あこ/意と匠研究所、写真:藤本幸一郎)

公開日:2018年8月28日
 
更新日:2020年1月31日

山本博文(やまもと・ひろふみ)

やま平窯元代表取締役

1961年佐賀県・有田町生まれ。1985年やま平窯元に入社すると同時に、佐賀県窯業試験場(現・佐賀県立窯業技術センター)に研修生として入所。1995年やま平窯元の代表取締役に就任。2002年米国ニューヨークのギャラリー「一穂堂」にて作品展を開催。2011年自社ブランド「Y’s home style」を設立。2013年「第110回九州山口陶磁展」でエッグシェルKaoriが経済産業大臣賞(グランプリ)受賞。